医療大麻裁判 五回公判のレポート

東京です。

7月12日(月)に第五回公判が行われました。

僕も応援に行ってきたのでその内容をレポートします。

今回は山本さんの被告人質問でした。

弁護側から山本さんへの質問、そして検察側から山本さんへの質問です。

先日の選挙で高樹沙耶さんが“医療大麻の合法化”を訴えていましたし、

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京都で行われたKYOTO HEMP FORUMでも安倍昭恵さんが
大麻の合法化に賛成の言葉を述べています。

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医療大麻は今とても注目されていると感じます。

その中心がこの裁判です。

マスコミも報道ステーションが取材に駆けつけていたし、
20数名の法廷から今回は50名規模に変わり相変わらず
傍聴席は全て埋まっていました。

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今回の公判も“無罪”に向けてもう一歩進んだものになったと思います。
そういった意味では痛快でした。

もう一つ、今回は心が痛み、沁みました。

その辺りのお話をしてまいります。

まず、弁護側が提出した多くの証拠が裁判官によって同意されました。
・ WHOが大麻の医療効果を認めていること
・ 国連の組織(国際麻薬統制委員会)が大麻の医学的研究を歓迎していること
・ 国際条約は大麻の医療利用を禁止していないこと
・ 大麻には癌などに医療効果があるという医学的根拠が多数認められたこと

この流れを検察は反対することはできませんでした。

これまでにもレポートしていた通り、判決を下すにあたっての
判断材料となる証拠が採用されるかは“無罪”を勝ち取るにあたり重要なポイントでした。

弁護士も報告会で認めてほしかった材料が同意(採用)されたとの言葉を残しています。

すなわち同意された証拠はこれまでの大麻裁判で有罪とする材料を
完全に否定するものになっているということです。

これまでの裁判で医療大麻禁止の理由として判断材料とされていたものは、
・ 国際条約が禁止している
・ WHOは医療効果を認めていない
・ 厚労省が大麻に医療効果があることを完全に否定していること

これまでの大麻裁判では被告人が医療効果を述べようものなら
それが有罪の悪いプラス材料にされるのが通例でした。

びっくりするくらい日本政府は世界と真逆の古い,
それも根拠のない嘘を並べたてていてマジで笑えない。

その嘘を完全に否定する証拠が裁判官によって同意された。

これは末期ガンを患う山本さんだからこそ導けた場面です。

笑えないけど、痛快でした。

厚労省は押し付けの法律にあぐらをかいて、日本中にいる医療大麻で緩和することができる、
現在闘病で苦しむ人たちに目を向けず世界の現実を無視し続けているわけです。

しかし今回の裁判で医療大麻の効果が認められた場合、厚生労働省は
これまでの嘘を改めて大麻の基準を見直す必要がでてきます。

弁護士は、裁判では裁判官が必要ないと判断した証拠は却下されるケースもあり
今回もその部分を心配していたが同意された。

これは裁判官が医療大麻の効果や世界の基準をしっかりと見定めて判断したいと
考えているのだという希望を持たせてくれたと述べています。

僕も同じ希望を法廷でみました。

そして山本さんの言葉が末期ガンで苦しんでいる人のリアルな現実なのだと心に沁みました。

痛かったです。

※一言一句正しい言葉ではありませんが被告人質問を再現します

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弁護士 「末期ガンと余命宣告を受けた時はどんな気持ちでしたか?」

山本さん 「なんとも言えない、これまでとは全く違う世界になりますよね」
「友達に会っても他のことを考えてしまうし」

家族に対して、自分を取り巻く全ての人や環境に対してどうしていけばいいのか、どう答えを見つければいいのか解らないその時の気持ちを述べていました。

弁護士 「宣告を受けるまでどんな治療をしたのですか?」

山本さん 「あらゆる治療をしました。生きたいですから」
「自殺する人って思いつめて至る人もいると思いますが、薬の副作用はそうではないんです。なんというか、あ~もう死んじゃおっかな、なんて軽く考える状態になるんです。
今客観的に見るとそういう症状があるんだと思いますよね」

これまで治療に使った膨大な治療費、抗がん剤によって起こる副作用の辛さ、ある薬ではその副作用で手の皮がベロベロに向けることや、現在服用している麻薬(ヘロイン系とアヘン系)で呼吸困難になったことなど生きるために伴う苦痛が末期ガン患者本人から次々を語られました。

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弁護士 「大麻を使ってから効果はありましたか?」

山本さん 「はい」

弁護士 「どんな効果ですか?」

山本さん 「まず痛みがとれます。そして食事がとれる、あと眠れます」
「普通の人は想像できないと思いますが、食事がとれる、眠れるって、そうでないのとは全然違うんです。
病を持っている人にとって口から食べられる、眠れるというのは生きる上で全然違いますから」

抗がん剤をやめて大麻を使用した治療に転換してから体調が改善し、医学的な数値にも効果が表れていた事実は“新たな希望”になったと。

弁護士 「何かおっしゃりたいことはありますか?」

山本さん 「裁判官も検察もこの事実から目を背けず見て欲しい。私は生きたいのです。助けて欲しいのですが、、、
どうしたらいいのでしょうか。何かいい手段を知っていますか?もし知っているなら教えてください。
そうしたら僕は大麻なんか(現在非合法の手段)使わずその方法にしますよ。あなた方が助けてくれますか?無理でしょう?」

皆さんはどう感じますか?

公判後の報告会で山本さんが述べた言葉をそのまま記載します。

本日は皆さんどうもありがとうございました。
なんとか体調は戻りました。
なかなか安定して良くなるという状況ではなくて
行ったり来たりしていますけど。

まぁ本人の手応えとしては新しくこれで討論できて、
医療大麻というものが土俵に乗って早く必要としている
患者の人々に届くことを切に願って行動しております。

あとはやっぱり僕が助かりたいので、
助かって元気になった姿を見せて、

やっぱり大麻ってものはすごい効果があるんだってことを
この身を持ってどこかで表したいと思っています。

第一審はもうすぐ判決を迎えます。

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現在日本で使用されている癌の薬は苦痛を伴う副作用があり、
改善が見られないことも多々ある。

一方で大麻は世界で利用されており多くの患者を改善し痛みを和らげている。

この状況を持ってしても世論を気にして?なのか理由はわかりませんが腰を上げない日本の政府に憤りを感じます。

憤りって使っちったw 政治家が使うと嘘くさいけど、俺は心から憤っているZ!

この問題は現在病を患っている人たちだけの問題ではありません。

いつかは病とうまく付き合っていかなければいけない僕たちの問題でもあります。

しかしまずは一刻も早く山本さんや、同じように病と闘っている人々の手に届くように

さっさと法律は変わらないといけません。

これまでの裁判を見ると、いい流れで公判が進んでいると感じても裁判官が強引な判決を下すケースはあったそうです。

でも、今回の裁判でやっと顔を見せた希望にしっかりと光が差すと僕は信じています。

前回の公判で出会った中学生の娘さんとお母様が今回の公判も傍聴に来ていました。

そして事前に僕にメールを送ってくださいました。

真正面からこの問題に向き合い、それぞれの考えを伝えてくれました。

いまご家庭ではずっと議論をしているそうです。

なんだか心が熱くなりました。

メールありがとうございます。

さて、記載を忘れていましたが検察側はこの公判で追加証拠を提出してきました。

大麻の有害性を述べたいらしく、ネズミが硬直したとかの実験結果らしいのですが、、

弁護側が福田医師の反論文で打ち消そうとしたところ、それを検察が拒否。

自ら提出した証拠の反論を拒否するというギャグが展開されました。

その“笑えないギャグ”の詳細を“NPO法人医療大麻を考える会”が後日報告してくれるそうです。

報道の幅も広がり、傍聴席から注目されながらこの命の裁判は進んでいます。

国民にとって有益な大麻を国は長いあいだ無視してほったらかしてきました。

その姿勢を正すきっかけになる裁判です。

皆でもっとこの事実をシェアして考えていきたいなーと思っています。

最後に“無罪”を当然に想定している僕が、大麻が患者さんに届いた後の、
その先のそのまた先の話をしちゃいます。

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こんなに大麻っていいものなのに、そもそも患者さんだけって、、、

病を抱えていなくったって、大麻吸ったらスッゲー体にいいじゃん!って噺。

え?なんですって? 精神作用にあーだーこーだー?

精神作用ってw んな難しく考えるなって。

一服してみ?って言いたいとこだけど、まずはこの動画でも見てよ。

おばぁちゃんが初めて大麻を吸いました!って動画。

大麻は身体にも心にも最高に優しい植物だぜ。

医療大麻裁判レポート 最終回

 

Tokyo Pink

Tokyo Pink

Tokyo Pink レベル34の革命家/麻なび代表
東京都出身の江戸前ラッパー。
大麻大学卒業。とにかく二階堂ふみが好き。
18歳でマザーテレサとの出会い、その後世界30ヶ国を巡りさまざまな文化、習慣にふれる。好きなブランドはブルーベリー。
現在は都内各地で大麻の真実を伝えるゲリラ活動中。
イベントの司会や講演を主催しラッパーとしてライブにも参加している。作詞家としては企業の社歌を制作する。
大麻を愛し、そして大麻に愛された男は日本のバビロンで愛を叫ぶのであ~る。

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