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大麻で逮捕された者の現実

大麻取締法の検挙者数データ 保護法益のない法律


これまでに日本で大麻取締法により逮捕された人はどのくらいか?
麻なびは昭和28年から平成28年までの検挙数を調べてみた。


その数は約76535人になる。

GHQ政策により1943年(昭和23年)に制定され、1953年(昭和28年)までに数十回改正されているが、平和条約が発効して占領が終了したあと、昭和二七年から二九年にかけて、占領法制の再検討をした時にはこの大麻取締法の廃止(少なくとも、大麻草の栽培の免許制などの廃止)ということが相当の優先順位でとりあげられたようだ。しかし今一歩のところでこの免許制廃止も頓挫したらしい。
「時の法令」財務省印刷局編 1965年4月 通号530号
元内閣法制局長官 林修三 大麻取締法と法令整理 より抜粋

さて、そんな歴史を持つ日本の大麻だが底THC品種の「トチギシロ」が誕生する前までは
日本でも在来種の大麻を喫煙する文化もあったであろう事は日本の数多くの風習から想像できる。

先日 米サンフランシスコの地方検事局がマリファナ絡みの犯罪歴を40年前まで遡り消去する方針を発表した。

40年前というと、、、1978年。昭和53年まで遡り犯罪歴が消去される。

サンフランシスコ州も中途半端に40年前とは言わず1937年の(アメリカ)禁止から消去せんかい!٩(๑•̀д•́๑)۶!!
とツッコミたくなるが、それでも大麻が科学的に危険ではないと証明された途端に考えを素直に変えられるところは本当に素晴らしい。

さて、日本は真実に蓋をしてこの保護法益のない法律で今も検挙される人は極悪人のレッテルを貼られてしまう。

大麻取締法には法律を作って保護するに値する利益と権利がない?
参考記事:東京ピンク×弁護士 丸井英弘 スペシャル大麻対談

丸井弁護士は米サンフランシスコ州の記事を見て「麻なび」に以下の言葉を伝えてくれた。
「政府に対してこのような法改正をするように請願をする運動を起こして行く事が大切ではないでしょうか」

先日「麻なび」は人権問題を訴える某政治家に大麻問題をどう思うか?と投げかけてみた。
チーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

これまでにも数多くの方が同じ行動を取ってきたと思う。
チンチンチーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

丸井弁護士は続ける
「私の気持ちは、弁護士としての職務を全うする為に、大麻取締法によって身柄拘束をされた人の尊厳を回復することが、大きな一つの目的です。発信対象は、全ての人の良心です」

法律を破って何が悪い?という話ではない。
存在価値のない法律を存続させる必要はないのではないですか?
というお話である。

今もなお「植物所持」で検挙され、尊厳を奪われ、社会から黙殺される人は増え続けている。

全ての人の良心に発信している。
皆さんは大麻という植物をどう思っているだろうか?

しっかりと最新のエビデンスを元に。
賛成と反対の意見をテーブルにのせてそろそろ議論を始めませんか?

麻なび事務局

参考記事:AFP BB NEWS
http://www.afpbb.com/articles/-/3160816

米サンフランシスコ、大麻の犯罪歴40年分を帳消しに

2018年2月1日 16:45 発信地:ロサンゼルス/米国

米カリフォルニア州サンフランシスコの地方検事局は、嗜好(しこう)用マリフアナ(大麻)の合法化を受け、マリフアナ絡みの犯罪歴を40年前までさかのぼって消去する方針を明らかにした。

カリフォルニア州では今年1月1日から嗜好用マリフアナの栽培・販売・消費が解禁され、世界最大の合法マリフアナ市場となった。

地元紙サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)によると、マリフアナ絡みで有罪となった数千人が、就業の機会や政府給付金の一部の受給で不利益を被っている。

ジョージ・ガスコン(George Gascon)地方検事は、「連邦レベルでは薬物政策が後退しているが、サンフランシスコはまたしても率先して、わが国の失敗に終わった麻薬戦争が国民に、とりわけ有色人種の人々に及ぼした悲惨な損害を修復する」と発言。「犯罪歴は就業や家探し、給付金受給などの際に障害となることがある。そのため、社会が対応策を取るのを待つのではなく、われわれが社会のために行動を起こしていく」と強調した。

サンフランシスコ地方検事局では重罪の有罪判決4940件について見直しを行うとともに、軽犯罪の有罪判決3038件を棄却する方針だ。(c)AFP

 

DON DON PUFF / LONSDALERS

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