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【逮捕は!?】CBD所持 実は大麻取締法違反の話-後編


〜Tokyo Pink Media〜
日本のCBD製品のほとんどが大麻取締法に違反しているのはご理解できましたか?
高確率で知らないうちにあなたは法律に違反しています。
厚生労働省は何故放置をしているの?
後編では日本のCBD製品がどの様な形で大麻取締法違反なのか。
そして気になる「あなたはCBD所持で逮捕されるのか」をレポートします。
そこから見える本当に大切なこととは何か!?

それではここで輸出する側と輸入する側の本音を聞いてみましょう♪
海外の輸出側と輸入側のイケメンにインタビューができました。
(※事実を元にしたフィクションです)

一発逆転を狙うアルビント(仮名)
「てか、わざわざ日本の小さいマーケットの為に人体に安全な専用ヘンプを栽培、そこから抽出量が微量でしかない茎からカンナビノイド成分を抽出、更にTHCを排除して成分分析をおこなえだって?アホか!一体それはなんぼ掛かるんやっ!ちゅうねん」
「とは言っても、自国のCBD市場は飽和状態を迎えている。まだ参入が少ない日本に多少のリスクを冒せばチャンスが、
、、」

CBDコンサルのTeru(仮名)
医療として注目されている大麻ビジネス、、海外ではグリーンラッシュだって!日本では禁止されている危険成分?のTHCも抜いて輸入できる。しかも既に輸入している業者もあるのか。ここのOEMならいいかも。更にリスクとされている輸入元にならなくて済むから一石二鳥。自宅でVAPEやオイルを作って販売できる簡単に参入できるビジネスだね。

これは仮名のアルビントさんとTERUさんの話。TERUさんは既に輸入された原料を使っていますので、輸入元としてのリスクは避けられますが、販売している時点でアウトですね。

厚生労働省に提出する書類・税関で確認する項目で重要なのはTHC成分です。
輸出側の書類には茎から抽出と記載し写真で説明がされています。現在の厚生労働省はそれ以上突っ込んではいません。(ある意味、THCがなければいいや~的なやつかな)

2019年11月にはこんな出来事がありました。この出来事を参考に現状を考察していきましょう♪

エリクシノール CBD製品 販売一時停止 (2019.11.7)

配信元:健康産業流通新聞
(Tokyo Pinkがコメントをつけて解説)
日本のエリクシノールが販売していた麻由来CBD製品で成熟した麻の茎と種子に限定されるコンプライアンスに違反の疑いがあるとして販売停止の事態が起きた。

エリクシノールは10月25日の発表で、「日本法人である当社では、米国エリクシノール社より発行される輸入時の提出書類及び、米国第三者機関によるカンナビノイド分析結果書を確認した上で輸入している認識でおります」ともコメント。

→ 日本で販売する側の最後の切り札ですね。この認識を得る交渉が難しいのでしょう。ココを確保することがこのビジネスのリスクを軽減するうえで重要です。
マージン率やロット数で調整するのかな?
日本で販売されている海外メーカーのCBD製品の種類が少ない理由の一つです。

「当社の商品は、日本国の規定を満たしています。さらに、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)の禁止成分であるTHCを含まないことをロットごとに検査しており、アスリートの方もご利用いただける安全性の高い製品です。さらに、日本国内の大学薬学研究室においても検査を行い、THCが含まれていないことを確認しています」

→ THC成分を含んでいない調査をしている。[部位に関しては記載がないですね]
日本国の規定を満たしている。[上でも述べたように輸入時の提出書類及び、米国第三者機関によるカンナビノイド分析結果書での見解を徹底した筋としています。
[ある意味
魔法の言葉です]

★Tokyo Pinkのスタンスはこうです★
現在の日本で販売されている製品は大麻取締法に違反しているモノの方が、
産業用ヘンプ由来による物ではないことで、
身体に悪影響のある残留農薬や重金属の成分を排除できている可能性が高いという点、
そしてTHCだけ抜いたその他のカンナビノイド成分が花穂から採れている点を踏まえると、
医療効果としての期待は超薄い品物で法律には違反しているが、
身体の影響という点において製品の質としてはまだまし。だと思っています。
(※但し成分を個人輸入して混ぜる個人業者のCBD製品はここでは含みません)
ですがこの程度の代物が大げさに表現され、本来の大麻草の医療用途が遠のいているのは本末転倒。大麻草の医療利用を求める人にとっては大麻草は逮捕でCBDは逮捕されない不公平が生じていますね。

(本当に茎から抽出していたのか)
厚生労働省がこの件以外でも「本当に茎から抽出されているのか」は調査をしている筈、
その上で真相にはある程度たどり着いているのではと考えています。
同じような状況が出て調査や捜査をしても、結局製造元に出向いても、国際間での難しい絡みがでるのかな?
更にその時にいっても、過去の提出書類のブツがあるわけでもなく、、、正直面倒くさいですもんね。

おそらく安心していいと思います。たぶん逮捕はされません。

責任は持たないのであえてこの様な言い方ですが、現時点で逮捕はないと思っています。
(※但し、業者が効果効能をうたって販売するのは薬機法に違反します。)
(罰則は、ごめんなさい、知りませんでしたではすみません。全品、リコールです。)
(医師が販売に関われば、医師免許剥奪です。)

厚労省は「抜き打ちでTHC検査をするというような事はしない」と明らかにしているそうですが、これはある意味で業者や生産者、輸出者に証明書の偽装を進めているようなものです。
この状況をみてお分かりのように、大麻取締法があることで日本の大麻問題はここまでぐちゃぐちゃに絡まっています。厚生労働省は本来であればCBDオイルからTHC検出という問題に対しては、現在の世の中を騒がしている「大麻問題」の中で深く捜査をしてもよい議題だと思うのですが、、、結果はお咎めなしでした。

つまり、大麻所持を見逃しているという事に等しいと言えます。

大麻草の所持:逮捕 > 花穂から抽出のCBD製品:お咎めなし

共に大麻取締法の第一条に違反しているが、THC成分に関して規制をして「花穂」という部位に対してはお咎めなし。
本来は、お店、ネット、医者であろうが、どの経由でもCBD成分は「花穂」から採られている法律違反の可能性が高いしょう。

もう少しお伝えしますね♪
大麻取締法では”規制対象外”として扱われている茎からの製品ですが、法的にはCBDはもちろん、THCも規制外となります。しかし特にエリクシノールが引っかかってからは、茎製品はTHCは 0.2%以下というような一定基準ではなく、ゼロでなければならないという厚労省の確認書がでました。

それと大麻取締法は、たしかに茎種とその製品は除くとなってますが[さらに、(樹脂は除く)となっています]、茎CBDは樹脂なので、THCにかかわりなく違法になります。製造業者が茎からだという写真や証明書(眉唾の提出書類)をつければ、それが逆に違法性(嘘です)を自分から証明していることになってしまってます。

つまり、大麻取締法を修正しないと何をやっても日本で大麻ビジネスは成立しない。
日本では大手企業がCBDビジネスに参入しないのはそのためです

もし私がCBD業者としてこの事実を当然知りながら、自社の製品が茎由来で人体に悪影響がないという法令遵守の商品を販売できる立場だったとしたら、、、それ絶対売りにするもんね。。


法令遵守でキメる!CBD MAAAX!
「安心の極み、カナダの大自然で栽培された100%日本人向けのCBDオイル、CBD MAAAX!
CBD MAAAX!は日本の法令を100%遵守した安心安全なピュアオイルです」

的な。

ここからがこの記事の本題です。何を述べたいのか。

現在のCBD市場するを否定することではありません。
日本のCBDマーケットは大麻の話ではなくて嗜好品の分野の一つだと思っています。
CBDはアメリカでは一時グリーンラッシュの一部もあったと思いますが、日本のマーケットとは内容が全然違います。アメリカは大麻非犯罪化、合法化があった上でのマーケットでした。
しかもチルアウトの用途としてのクオリティや、その他の目的での対応幅と深さも広いです。
日本で販売されているCBD製品は、カンナビノイド成分のCBDが「微量」に含有された加工品。個人的には大麻草とは全く別の嗜好品である。そう分けて考えています。
人々はCBDのフワフワ、ほわほわ、安眠、リラックスを感じて、その体感が好きな人が中には沢山いらっしゃいます。

大事なのは、、、
厳密にいうと現在のCBD市場は大麻取締法に違反しているということ
日本のCBD製品は医薬効果として求めるものではないということ
高CBD低THCの品種で栽培したバッズ(花穂)を家庭で育ててエディブルする。
 これ最高!ってこと

CBDを皮切りに大麻取締法を改正するのであれば現在のCBD市場は大麻取締法に違反している」の路線が社会問題として議論を始めるのに具体的だと思います。この絡まった状態を生み出す大麻取締法に対してNOを唱える格好の材料だと思うのですが、
知ってか知らずか「CBD製品を普及して本当の医療大麻を日本に!」と唱える人も一切ここには触れていません、、、、

何故? どうして誰もここに触れないの?? 

医療の観点から言えば、花穂から抽出したTHC, CBDを含むその他カンナビノイド成分に医療効果があるのは既に証明されています。量を与えれば効果が出ることなど既にわかっているのです。カンナビノイド成分は花穂から抽出することが何よりも大事である。
この最重要ポイントが現在のCBD市場では営業トークから省かれています。むしろTHCを「日本での禁止成分」は含有されていません。この様に超曖昧な表現をする事でもう一方のCBD成分をあたかも安心、安全の極み!とする日本の糞マーケット。(最近は効果を謳う販売者も!)
医療効果としては質を落とす表現が主流となり、それが新しく大麻の情報を知ろうとする日本人に間違った知識として伝わっているのです。

(CBDは大麻でなく、大麻成分の一部を超微量に含有しただけの加工品なのに)
(医療利用をしたいなら莫大なコストが掛かる枝CBD路線は本来は話にならないはずで)

この熱が日本の大麻解放の皮切りになろうモノなら日本の大麻復活の未来は遠くなるでしょう。

医療大麻はそんなレベルの低いものではないはずですよね?
とりあえずはCBD単体から、なんて路線は逆行もいいところ。

現在の日本の医療界の最先端で行われているカンナビノイドの医療利用に関してのカンファレンスでは、“逆に” 現在の日本で流通している茎から抽出されたとされるCBD成分は排除して
カンナビノイドの医療利用の話し合いが行われているのです。(またレポートします)

-ここで追加のまめ知識-
麻なびティーパーティー第2弾  〜ルッソ博士を囲む会〜より

Q. ではたとえば、この茎CBDオイルを癌治療に用いるとしたら、一日どのくらいの摂取量が必要でしょうか?

A:→ 癌の治療に使われる量というのは一般に一日500mg~1000mgという高用量を
最低3ヶ月摂取した後に、比較的低用量、それでも少なくはない量を生涯、摂取
し続けなければならないとされています。この量のCBDを茎CBDオイルから摂取
するというのは、量としても、経済的にも難しいように思います。

→ がんで治療に使われる一日の量500ml~1000mlという量を日本の販売額でみてみよう!
CBDを中心に発信をしているGreen Zone JapanのYou Tubeから引用するとんな感じだ。
A社:¥5000(CBD含有量25mg)~B社:¥5000(CBD含有量500mg)

    良心的な業者の含有量500mlで30日の使用で月に15万円の計算,

日本のCBDオイルがこのような中途半端な状態で
「CBDはカンナビノイド成分の一つで医療作用があるのです!」と唄っても
“それは法律で違反とされている部位の「花穂」から抽出されないと意味がないのです”
と良心で本音の発信ができる活動家はこの日本に一体何人残っているんだ?

「WEED THE PEOPLE」のがん治療をみれば医療大麻とは何かがわかりますよね。
この映画は自家栽培の大麻をキッチンでオイルにして試みた結果が映っています。

Q:日本で手に入る最高級の「低THCのCBD製品」は一体なんだろう?

A:→ CBDエディブル製品の低価格で最高の状態とは、自家栽培した高CBD低THC品種の大麻をキッチンでエディブル、オイルやお菓子、バームなどに加工して摂取することができる状態を指すのかもしれません。

CBDを大麻解放の皮切りにするのなら、、
本来はこの法律の矛盾点を突かなければいけない。

それが本当にCBDを求めている人がさっさとたどり着くべき場所でしょ?
フワフワ男子、ほわほわ女子も、花穂から採れたCBDを栽培してVAPEしたくない?

それが本来あるべき姿として進むべきCBDの方向性ではないかと感じます。

皆さんはどう考えますか?

あなたが所持しているCBD製品はおそらく大麻取締法に違反しているでしょう。
でもそのフワフワとかふわふわが好きなのでしょう?その作用の原因が何でかは置いておいて、
カンナビノイド成分が危険でないのは私も知っています。

-まとめ-
・大麻所持っもCBD所持もどちらも法律違反だが厚生労働省や警察はそこに差をつけて
法律違反者の対処をしている
・医療大麻で大事なのは花穂から様々な成分を抽出したアントラージュ効果である
・現在のCBDオイルに関しては二次産業の嗜好品の一種として大麻問題とは分けて捉え
よう

 

CBD愛好者で大麻取締法に違反している皆さま、、驚きましたか?
大麻取締法に違反してみて、、率直な感想はいかがですか?
大麻草で違反する人とCBD製品で違反するって何か違いがあるのでしょうか?
この問題はどうしていったらいいと思いますか?

それよりも、その大麻取締法違反のCBD製品をまだ所持し続けますか?
それは、、逮捕されないから。だけが理由なのでしょうか。

「CBDを吸ってほわほわしたいだけだろうが!」
「結局大麻を吸いたいだけだろうが!」

「うん。そうだよ!一緒だね❤️」

「大麻取締法違反のCBDでよく眠れるんです!てんかんで効果があるんです!」

話の起点を”先ずは”枝CBDから?

OK、落ち着こう、、、大麻草を解放した方が、その全ての分野で今以上の改善が見込めますから!

知ってますよね?CBDの効果として示されている誰かの言葉は「花穂」から採れたものをさしています。日本では元京大の教授が日本の大麻取締法違反のCBDを使って論文を書いてましたね。
そのくらいだと思いますが、残念ながら捏造疑惑で京大の調査が継続中です。

最後に、この事実を発信できなくなった発信者の心に問います。
この後、どうしましょうか!?  無視しますか?

できればそっちはオススメしません。
(できるならば、もう一度だけ大麻と真剣に向き合うことをオススメします♪)

大麻は日本の文化です!

2020.12.13
Tokyo Pink

DON DON PUFF / LONSDALERS

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