大麻は一人一人に合わせ的確に投薬できるのか?

〜Cannabis Life Network Japan〜

「薬としての大麻は、一人一人に合わせ的確に投薬できるのか?」
マラ・ゴードン

 

医療コミュニティが合法的な選択肢として医療大麻を受け入れるにあたり、大きな課題である”大麻は安定的かつ正確に投薬できるのか”という問いに、 Aunt Zelda’s Incの設立者のひとり、マラ・ゴードン氏が答える。彼女によると、

「大麻は万能薬ではない」
「大麻は多くのもの同士が相乗的に働き、素晴らしいものだが、誇大広告や誇張表現には気をつけよ」

ドクターが医療大麻を勧める第一歩を躊躇うのも、こうした誇大広告が理由の1つかもしれない。彼らはよく「研究、情報不足である。」と言うが、しかし実際には大麻は、数万に及ぶ医学文献と科学的研究の歴史において、最も研究がされている物質の1つであるのだ。

Project CBDは、最新の情報をオンラインで手に入れることのできる非常に優れたリソースである。
彼女は、大麻を安定的かつ的確に投薬するために必要な4つの要素をまとめてくれた。

  1.  検査済みの薬であること ー 検査がされていない薬は、薬ではない。ただの推測ゲームである。ゆえに、彼女は研究室でのテストから始めるのだ。
  2. 患者を深く知ること ー 家族健康歴、治療歴、併存症、摂取中のサプリメント、薬、ライフスタイルなどの情報を集める。
  3.  テルペンとカンナビノイドの影響を理解すること ー 今日までに144種のカンナビノイドが発見されている。これらは、「アントラージュ効果」と呼ばれる効果がある。「アントラージュ効果」とは、様々な化合物が相乗的に働くことで、1つのものとしてよりも優れた効果が生まれること。
  4.  綿密に患者のフィードバックを集めること ー 患者がどう感じたかの様な、裏付けのないものではなく、血液検査やマーカーなど臨床的な視点で患者のフィードバックを集める必要がある。

短くまとめると、大麻は、一人一人に合わせ的確に投薬することはできる。しかし、それは検査がされていなければならないし、統制されてなければならないし、標準化されていなければならない。なぜなら、身体に備わるエンドカンナビノイドシステムは、たくさんの病気に向けて効果は期待できるが、万能ではないからだ。

その他の興味深い事実としては、

  • 全てのカンナビノイドは、CBGa (カンナビゲローリック酸)と呼ばれる親化合物から始まる。そしてこの植物の遺伝子に基づき、これがCBDaや、THCa、CBDVa、THCVa、CBCaといった化合物になるのだ。
  • 古いヒッピーのトリックで、大麻を吸う30分前にマンゴーを食べるといったものがあるが、これもテルペンの一種の働きによるものであると彼女は言っていた。

その他の情報は、リンク先のビデオをご覧ください。日本語字幕が設定可能です。
https://youtu.be/seh9OD19ft8

日本語訳:チェダー Cannabis Life Network Japan
オリジナル記事元:Cannabis Life Network

Cheddar

チェダー: カナダの大麻メディア、カンナビスライフネットワークの日本支部の担当。
とりあえず大麻が好きで大麻産業を勉強しにカナダに来てはや2年。カナダから大麻に関するより多くの最新の情報をお届けするために活動をしています。
私生活では学校に通って、パーマカルチャーと大麻について勉強していたり、日本の中古車をカナダに輸入したりしています。
ちなみに名前はエミネムの映画、8マイルに出てくる股間を間違えて撃っちゃうキャラクター、チェダーボブが由来です。

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