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イベントレポート

サラリーマンK の米大麻旅行記〜ワシントンD.C編〜

〜麻なび特集〜
サラリーマンKさんからアメリカの最新大麻情報が届きました。
アメリカ在中ではないので、純粋に現地の大麻情報が少ない日本人の旅の記録です。
その視点から伝えてくれる情報は現在のアメリカの姿が反映されています。
まずはワシントンD.C編。
日本が辿るべき大麻解放の道がここから汲み取れるはず!
キーワードは「一物全体」と「ナチュラル追求」でしょうかw

サラリーマンK の米大麻旅行記〜ワシントンD.C編〜

2年くらい前に仕事の辛さからメンタル的に追い詰められていたところを大麻に救われて以来、ライフスタイルについて色々考えるようになりました。

ちょうど仕事が一段落したので思い切って会社を辞めて「アメリカの大麻の現状を見てみたい!」と先日まで三ヶ月間アメリカを周遊してきました。

アメリカに移住を考えているわけでもなく、留学したわけでもなく、英語もほとんどできないただの旅行者である自分が体験したことは読者の皆さんにも身近に感じられると思います。

機会をくれた麻なびさん、ありがとうございます!

ホワイトハウスやリンカーン記念堂が有名なアメリカの首都ワシントンD.C.。
日本人をはじめ観光客も多いこの街は大麻の使用が2014年から合法になりました。
特定の病気の治療のための医療利用だけでなく、嗜好品としても2014年以降合法になっています。D.C.へは長距離バスを利用したので空港ではなく街中のユニオン・ステーションから旅は始まりました。

宿泊先は中心街からほど近いユースホステルだったのでバスやタクシーを使うのももったいと思い20分ほどの道のりを歩きはじめてすぐ気づきました。いい匂い。大麻の匂い。

州によって違いますがアメリカは路上でのタバコが注意されることはありません。
なので道ゆく喫煙者を見かけることが多いのですがその中に明らかに大麻の匂いのする人がいます。
アメリカの政治の中心地、日本で言ったら霞ヶ関ですよ。イメージとのギャップに驚きます。

これだけ街中で吸っている人がいるならば手に入れるのは簡単。と思いきや医療用の大麻薬局(いわゆるディスペンサリー)は街中にありますがそこで買い物をするためには州の住民として医師の診断を受け、医療ライセンスを所持していないといけません。旅行者には無理です。

ワシントンD.C.では嗜好用の大麻は栽培、使用、所持、譲渡は合法ですが、販売はNGという日本の大麻取締法並みにちぐはぐな規制があります。

街中の人に声をかける英語能力と勇気があれば、手に入るのかもしれませんが僕には荷が重いのでここは素直にネット検索!

嗜好を意味する「Recreation」を入れて口コミサイトを探すと何軒か出てきました。やった!
店舗を持って販売することができないのでデリバリーが主のようです。
けれど英語ができない、土地勘もない人間が電話で注文できるか不安なのでもう少し調べてみるとバーのような形式で「アート作品」を購入すると「おみやげ」として大麻製品をくれるという店The Apothecary Loungeを見つけました。

ネット上で注文をすることができ、カード決済OK。場所も宿から近かったので何か読み落としがないか慎重に翻訳しながら買い物を進めていきます。

口コミも多いし、メキシコからの旅行者も絶賛してる!腹をくくりました。
深夜12時まで営業しているとのことなので11時過ぎにアポイントメントを取りました。

事前に欲しい製品はネット上で選んでおきます。最低100ドルは注文しないといけないシステムになっています。

店の鉄扉の前で到着したことを知らせるメールをします。電話じゃなくていいというのが旅行者にも嬉しいポイントでした。

時間になるとスタッフが開けてくれるので雑談と質問をします。日本から来たことを話すとよっぽど好きなんだな、とウケを取れました。お店はバーのような雰囲気です。

現物は置いていないのでパッケージだけを見せられ、ネット上で選んだものが間違いでないか確認します。

決済はそこで行います。カード決済OKではなく、カード決済専用とのこと。
決済が済むと上質な和紙のような質感の紙に金色のインクでスタンプを押してもらいます。
封筒に入れてもらったそれは映画の小道具のよう。とても素敵です。

タテマエとしてはこのアート作品にお客さんはお金を払ったということになっています。このアートスタンプが商品の種類と数に対応しています。

お店の中ではこれで終わり。出口を案内されますが慌てず指示に従います。
出口でスタッフの友人を名乗る男性が紙袋を持って待っているので、それを受け取って帰ります。
とても親切な対応でした。

☆麻なびポイント☆ (๑•̀ㅂ•́)و✧
これがワシントンD.Cの規制にある、嗜好用の大麻の「譲渡」は合法なのに「販売」はNGという状態の中で、アートを販売する名目で大麻を商売にするというグレーな状態があるんだね。それにしても街中でマリファナの匂いがするというのは驚きです。
規制されている国の人がこの光景や、その状況を見る事があるという事だよね。
なんだか、時代の変化を感じるね〜。

購入したものは、、、

THC50mg入りのクッキー(20ドル)
クッキーはかなり小ぶり。チョコミントとキャラメル。

ひとつ50mgなので他の製品と比較するとTHCの含有量低めだけど、半分で十分ハイになれます。

THC180mg入りのシロップ(40ドル)

シロップはキャップ一杯でだいたい17mg相当とのこと。すいか味とぶどう味。
味はかなり草っぽく正直美味しくはありません。

直で飲むよりペットボトルのドリンクに溶かすと観光しながら飲めるので便利でした。

THC250mg入りのチョコレートバー(45ドル)

チャックがついていてパッケージを封することができる上に25mg分ずつ折れるようにめもりまで付いている便利な一品です。

味もしっかりとしたダークチョコで草っぽさがごまかしてあります。
量も量だけに効きもしっかりしていて今回の買い物では一番気に入りました。

すべての製品に含有するのはTHCだけでCBDや他のカンナビノイドは無しと明記してあります。
THCだけを摂取するのは初めてでしたが頭が痛くなるような効きがあまり好みではありませんでした。

今度はCBDオイルを一緒に舐めてみたらバランスが取れるかな。

☆麻なびポイント☆ (๑̀ㅂ•́)و✧
しかも販売されているのは花穂そのものではなく、加工された物“のみ”なんだね〜。
それと商品はTHCのみ! なんかグレーを感じるわ。Kさんも感じている通り、やっぱり一物全体で摂る事は大事だね。THCだけだとやっぱり違う!それでは大麻本来の嗜好を楽しむのとは外れる気もするな。しかしクッキーやチョコならエディブルな感じがするけど、シロップってw。なんだか超ケミカルな感じ。そう考えると嗜好としても販売の形が整えられることはクリーンに大麻を楽しむ上で大切なんだね〜。

値段は販売も合法化している州と比べると多少高い印象ですが気軽に入手できたのは良かったです。

食品の形(エディブルと言われることが多いです)で摂取できるTHCの量は喫煙と比べるとかなり多いと思います。僕は1日30mg分くらい食べることにしていました。50mg食べてしまうとかなりハイだな、という印象です。

ワシントンD.C.には博物館や美術館がたくさんあり、しかもほとんどが入場無料なので見るものが多すぎて困ってしまうくらいですがチョコバーをひとかじりしてポカポカ陽気の中、芝生に寝転ぶだけでも最高でした。

☆麻なびポイント☆ (๑̀ㅂ•́)و✧
これ、最高!美術館ありーの。無料で鑑賞できーの。芝生に寝転ぶ大麻ライフ。

これ、日本でも必要な時間ですね。

街中では昼夜を問わず吸っている人がかなり多いので英語力とコミュニケーション能力のある人は譲ってもらうのも難しくないだろうな、と思います。

アメリカの政治の中心で働くアメリカ政府職員の大麻使用率も高いとのニュースもあります。今後は嗜好用大麻の販売も合法化していくことはまず間違い無いでしょう。

そのうち街中で誰でも買えるようになると思いますが現行の制度のスキマを突いたこの買い物は映画のワンシーンのようにロマンチックでとても良い思い出となりました。

仕事や観光で訪れる機会のある方も多いと思います。そんな時にこの記事が少しでも役に立てば幸いです。

他にもいくつかの州での体験を記事にする予定です!次回お楽しみに!

※情報はすべて米国滞在時(2018年7月)のものです。現在も同様のサービスが提供されている保証はできかねます。ご了承ください。

☆麻なびよりコメント☆(๑̀ㅂ•́)و✧
Kさん今回は記事を掲載いただきありがとうございました。アメリカの最新情報はやはり面白く読めますね。医療を中心に解放の道を辿っているアメリカですが、現地での大麻の扱いがとても興味をそそりました。道には個人仕様で喫煙をしている人もいるが、大麻に否定的な人もいる中で法律の部分ではグレーが存在し、しかし社会問題になる程の事は起きていない。
連邦の動きも重ねると、アメリカはもっともっと変化して行くのでしょうね。
そのプロセスでやはり忘れたくない事。大麻は植物であること。やっぱりシロップまで行くと、大麻を楽しむプロセスの味とか、喉越しとか、香りとか、なんだか粋な感じはなく、アルコール度数をやけに高くする缶チューハイみたいな感覚を覚えます。
医療で求める人、飛びを求める人、ただ優しい睡眠を求めるセレブ。大麻もいろいろです。
Kさんの特集はまだ続編があります。乞うご期待ください!

DON DON PUFF / LONSDALERS

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