「2018 麻布を想う 夏の装い展」を訪ねて
「2018 麻布を想う 夏の装い展」を訪ねて
こんにちは。Fumieです♪
恵比寿のパークサイトギャラリーで開催されている「2018 麻布を想う 夏の装い展」に行ってきました。
《麻布樂-mahura-》と《倭文(しず)の会》の合同展示販
とても暑い日だったのですかギャラリーに入った途端にとても居心
《麻布樂-mahura-》とはタイの山岳民族のモン族の方がヘンプを無農薬栽培し
繊維から布に仕立てその布を日本で縫製し服な
またカレン族の方も泥藍染した布も使用しています。
代表の村上彰さん自身がアトピー性皮膚炎に長年悩まされており
同じ病気で悩むお客様の解決に繋がるのであればと一念発起しヘンプ生地の輸入とヘンプに関する研究を始め、モン族やカレン族などタイ国内ので暮らす山岳民族の生活を支援する企業に出会うとができたとの事です。
タイ国内でも日本同様にヘンプの栽培には国からの許可が必要です。山岳民族への社会貢献活動が認められ
タイ王室から特別に公認を受けています。
タイのモン族やカレン族の伝統、文化でもあるヘンプの栽培や手織りの技術を残したくて
この支援企業が作られたと話して下さいました。
この企業を立ち上げた方はタイ人の女性で定期的に日本に来られ栃木の麻畑にも行かれ麻の栽培をしている大森さんと麻の栽培の仕方について村上さんが通訳をしながらお話もされたとの事でした。
そこでタイと日本の麻の違いも教えて下さいました。
左:タイのヘンプ 右:日本の精麻
同じ麻の繊維から表皮を剥ぎとったものですがこんなに色が違うとは驚きです。
日本の麻は不純物やヨゴレを落とす作業があるけどタイの麻はそこまでしない。
服の布にもその不純物がついたままになっていると教えて下さいました。
そっちの方がより自然な感じがしていいという人もいるとの事です。
私も実際に見ていて模様みたいで違和感なくしっくりくるなと思いました。
そしてこの布はモン族の方がひとつひとつ手作業で作っているんだなと思うと嬉しくなりました。
モン族は土に関する本で知って前から気になっていてネットでモン族の刺繍とかちょくちょく見たりして
かわいい、素敵だな〜、
モン族のこともっと知りたいと思っていたところなのでこんなところで繋がるとはびっくり。
こちらがモン族が刺繍したポーチです。
もう一つの《倭文(しず)の会》とは大麻手績み糸を中心に植物の繊維から糸をうみだし
布やアクセサリーの「ものづくり」をしている人の集まりです。
こちらのストールは白い布のところが100年前の麻でとても柔らかいと教えて下さり
実際に触ってみるとほんとに柔らかくて気持ちよかったです。
そして宵衣堂の自然布コレクター・研究家、全国古代織産地連絡会アドバイザーである
小野健太さんからもお話を伺えました。
自然布展のレポートについてはこちらの記事を見てね。
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小野さんに「なぜ『衣食住』の衣が一番最初にきていると思いますか?」
「動物は食と住だけなのに人間だけが衣を身にまとうのはどうしてだと思いますか?」
と聞かれ答えがすぐ出てこないというか、、、
考えたこともなかったなというのと、生活していくのに食べ物さえあれば生きていける
という感覚が強かったんだなと思いました。
小野さんは「食と同じで衣も植物から出来ていて大地、自然とつながっている」と仰られていました。
以前にBORO展を見に行った時も昔は食べることよりも着る衣服を維持することの方が大変だったと
書かれていました。
この展示は8月24日(金)から8月28日(火)まで国分寺のカ<フェスローにて開催されます。
麻のことについて色々聞けたりして面白いですよ。
普通に服とかアクセサリー見るのとは全然、違う感覚使うし自然と繋がれて楽しいです。
是非、行ってみて下さい。