京都新聞が紹介する「日本麻振興会」しめ縄奉納


〜麻なびよりコメント〜
国産麻の精麻からより上げた しめ縄を奉納する「日本麻振興会」の活動が京都新聞に取り上げられた。
現在多くの神社がビニール製のもので代替えする中、あるべき姿を取り戻すこの活動は発起人を先頭に
職人や賛同する支援者によって広がりを見せている。
年明けに新年のお参りをする時、皆さんが鐘を鳴らすその鈴の緒は麻からできた本物かな??

配信元:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171124000072

コラム凡語:麻のしめ縄

麻には魔よけの霊力が宿る。古来、神道ではそう信じられてきた。3カ月で人の背をはるかに超えるほど伸びる生命力と、人を酔わせる特有の成分に人々は畏敬の念を抱いたのだろう▼素材としての強さから江戸期には彦根藩の「近江上布」など全国各地で織物加工品が普及した。しかし、戦後は大麻取締法で栽培や取り扱いが厳しく制限されて生産者・量とも大幅に減っていく▼貴重な国産麻のしめ縄が今月上旬、京都市上京区の護王神社に飾られた。最大の産地・栃木県の生産者たちによる「日本麻振興会」が、麻の文化や歴史を伝える取り組みの一環として奉納した▼栃木の麻をしめ縄に調製したのは、全国で数少ない技を受け継ぐ中京区の麻の神仏具店「山川」だ。明治期に創業された同店の工房を訪れると、専門職の3人が力の入れ具合と間合いを合わせながら、ねじってより上げる繊細な手作業にいそしんでいた▼国産麻のしめ縄は「上品で深みのある光沢としなやかさがまるで違う」と、4代目の山川由彦さん(70)は話す▼完成した縄を飾る作業は、振興会や山川の人たちに地元の小学生も加わってにぎやかに進められた。神事に続き伝統芸能「今様」も奉納された。日差しに神々しく映える麻のしめ縄は、「ハレ」の祝祭空間にこそふさわしい。

[京都新聞 2017年11月24日掲載]

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