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【医療大麻】THCが必要なワケ- DR. ETHAN RUSSO

Dr.イーサン・ルッソ氏が語る医療大麻でTHCがとても重要なワケ、そしてCBD日本市場の真実 ※厳選再掲載記事

 麻なびティーパーティー第2弾  〜ルッソ博士を囲む会〜より

 

イーサン・ルッソ博士

こんにちは。私は神経内科を専門としている医師です。

私は、患者さん達の中にカンナビスを医療目的で利用している人がいるという事に随分早くから気が付いていました。1970年代、まだ私が学生だった時には既に、生理痛に対してカンナビスを使用している同級生がいたのです。しかしその時はカンナビス医療の長い歴史というのを私自身は知りませんでした。

1980年に神経内科医としてのキャリアをスタートしたとき、”本格的”にカンナビスを治療の為に使っている患者さんがいることを改めて知りました。初めてのケースは重症筋無力症(※神経と筋肉の接合部に異常を生じる自己免疫疾患。ものがぼやけて見えたり、手足の脱力が生じる)の方でした。彼はパイプの中にタバコの葉とカンナビスを混ぜたものを誇らしそうに私に見せてくれました。

カンナビスは明らかに彼の病状に良い作用をもたらしているようでした。カンナビスを使い始める前はICUに担ぎ込まれることが年に5回もあり、ときには呼吸さえ自分で出来なくなり、人工呼吸器を必要とすることすらありました。それがカンナビスの導入後はICUに担ぎ込まれる回数が年に1度か2度に減ったのです。カンナビス以外に、その変化を説明できる理由はありませんでした。

その後神経内科医として勤務する間に、実は沢山の患者さんがカンナビスを使っていることに気が付きました。一番多かったのはてんかん、それから多発性硬化症(※:再発と寛解を繰り返し、様々な症状が出現する自己免疫性脳炎の一つ。北欧、カナダなどの高緯度の国において有病率が高い)の方々でした。

1990年代、医師になって7年ほど経った頃からですが、病院で処方される薬による副作用や有害事象が徐々に重篤になり、その一方で有効性に関しては、期待されるほどではないと感じるようになりました。

(訳者注:この時期、製薬会社による創薬が治療効果重視からマーケティング戦略重視へと比重が移った事が指摘されている。参考文献: ビッグ・ファーマ 篠原出版新社 ファルマゲドン みすず書房 他)

それらの処方薬の代替手段を探す過程で、私は薬草の研究を始め、その探索はペルーのジャングルの奥地にまで及びました。そして私がペルーからアメリカに戻った1996年、まさにその年に医療大麻解禁の波が始まったのです。というのは1996年にカリフォルニア州
プロポジション215という法律が施行されて医療大麻が解禁されたからです。

その流れの中で間もなく私も医療大麻の研究や議論に加わっていくことになりました。

私は研究者として医療大麻に関する記事や論文を書き始め、同時に臨床の場でも「自分はカンナビスを使っている」と私に打ち明ける患者の数も徐々に増えていきました。

 

多発性硬化症にカンナビスを使っている人の特長として「自分の症状と上手く向き合える」という精神的な利点があります。

 

カンナビスが効果のある多くの疾患の中でも、とりわけ多発性硬化症には特に有効なことを私は臨床経験から学びました。

この病気の困難なところは、働き盛りの若い人に発症するという点です。さらにこの病気は寛解と再発を繰り返す為、病状の予測がつきづらいのです。

この“先が見えない不安感”が患者さんを苦しめます。

例えば寝る前にはなんともなかったのに、朝起きてみると症状が再発していたり、更には全く新しい症状があらわれたりすることがあります。

症状は様々で、例えば手足や顔面の軽い麻痺やチクチクする痛みであったり、より深刻な場合には体のバランスがとれず歩行困難になったり、目が見えなくなる事もあります。

この様な病気の性質上、多発性硬化症の患者さんにとって、病気を精神的に受容するというのはとても難しいのです。

しかし、カンナビスを使用しているケースでは、病気の症状が軽くなるだけではなく、この先何が起きるかわからないという不安に対する心構え、言い換えるなら受容のスタンスがより上手に形成できている事に、私は彼らと接する間に気が付きました。

 

多発性硬化症の症状に対してカンナビスは様々な緩和効果をもたらしますが、その一つが痙性(筋肉の硬直、つっぱり)を和らげることです。

痙性に対する従来の処方薬というのは大抵、効果が乏しく、かつ副作用を伴う事が多いのです。

たとえば筋肉の緊張を和らげると同時に筋力低下をもたらしてしまう。結果として患者さんは転びやすくなります。さらには鎮静効果が強く、ときに意識が一日中もうろうとしてしまうという事もあります。

それに対してカンナビスは筋肉のつっぱりを和らげるけれども、筋力低下を来すことはありません。

またどういう種類のカンナビスを使うかにもよりますが、鎮静作用も軽度です。症状は抑えられてもボーっとしてしまうとか、眠くなってしまうという症状が従来の処方薬にくらべると現れにくいのです。

もう一つ多発性硬化症の人の症状として厄介なのは、膀胱のコントロールが出来なくなるということです。

これまでに、多くの研究がカンナビスの膀胱調節機能に対する効果を示しています。

失禁するというのは患者さんにとっては精神的に辛く、これが改善されるのはとてもありがたいのです。

他に多発性硬化症の症状で、皆さんが想像しないものの中に神経痛があります。

現在の処方薬の範囲では、この種の痛みへの効果は極めて限定的であり、私の知る限りでは、カンナビスこそが神経痛に対して、最も有効な選択肢であると言えます。

 

また繰り返しになりますが、多発性硬化症にカンナビスを使っている人の特長として「自分の症状と上手く向き合える」という精神的な利点があります。症状が全く消失するのではないけれど、その“症状”と“自分”とを切り離して、距離をおいて自分の症状を客観視できるようになる。そういった効果がカンナビスには認められます。

このように、私は医師として“カンナビスを使用する患者さんの方が病気の進行も遅いし、病状も良い”という事を実際に目の当たりにしてきたわけです。

 

カンナビスが役立つのは症状の緩和だけではありません。

研究室での実験では、THC(※:テトラヒドロカンナビノールの略。大麻特有の精神作用をきたす物質。)とCBD(※:カンナビジオールの略。精神作用をきたさない大麻特有の化学物質。)のどちらにも神経保護作用があると示唆されています。このことから、臨床試験が行われているわけではないので正式な結果とは言えませんが、カンナビスには症状緩和に加えて、多発性硬化症の進行自体も抑えられる可能性があります。

 

もう一つ私が内科医として働いていた時期によく見た例がてんかんです。先ほどの多発性硬化症や神経痛と同じように、てんかんにおいても従来使われている医薬品というのは効果があるのかどうか正直はっきりしませんでした。そしてどの薬にも副作用だけはしっかりと認められました。

私が診てきた患者さんの中には、てんかんの発作を抑えるのに処方薬よりむしろカンナビスを好むという方がいました。中にはカンナビスが非常に効果的で、処方薬の服薬をやめることができた患者さんも多く目にしました。

(訳者柱: このてんかん発作予防に、カンナビノイド製剤が劇的に奏効した例がコロラド州のシャーロットのケースである。詳細はCNNのWeedというドキュメンタリー番組に詳しい。)

 

私の研究のテーマの一つに「エンドカンナビノイドシステムに生まれつき欠陥がある人がいるのではないか」という独自の仮説があります。

 

私の神経内科医としての専門的な興味の一つに片頭痛の治療がありました。カンナビスによるてんかん治療の歴史は極めて古いのですが、片頭痛においても同様です。

1200年前の書物にも片頭痛にカンナビスを使用したという記載が残されています。アメリカでも偏頭痛に対してカンナビス製剤は1900年代を通じてずっと使われていました。

1937年の禁止以降、残念ながらこの知識は忘れ去られてしまっているのですが。実際に患者を診ていても、古い書物を読んでも、片頭痛に対してカンナビスは効果がある。

発作時に痛みを和らげる為にも有効ですし、予防薬としても効果があるという事を私は経験から確信しています。

これを科学的に検証しようと、私は片頭痛患者へのカンナビスを用いた臨床試験を計画しました。1997年頃のことです。

長い話なので割愛しますが、臨床試験を行うための承認を連邦政府から得るのに3年かかり、1999年にようやくFDA(食品医薬品局)から承認が下りました。

ところがその試験には連邦政府が供給するカンナビスを使用する事が条件として課されているのですが、なんと供給元が供給を拒否したのです。(※注: 結局今日に至るまで、この臨床試験は実施に至っていない。)

 

さて、偏頭痛の臨床試験が暗礁に乗り上げていたその頃、イギリスのGW製薬がカンナビス由来の製剤の研究開発を始めました。

その会社に私は1998年から2003年まで非常勤コンサルタントとして、2003年からは専属コンサルタントとして、11年間に渡って籍を置くことになりました。その間の私の仕事は、彼らが開発した製剤の臨床試験をコンサルタントとしてサポートすることでした。

私が主に携わった製剤がSativex(サティベックス)です。

これはTHCを多く含むカンナビスとCBDを多く含むカンナビスから抽出した成分を配合して一つの製剤としたものです。

主な用途として癌性の疼痛、神経性の疼痛、痙攣などがあります。(※: Sativexは現在、世界で唯一の天然のカンナビスから抽出された処方薬として世界29ヶ国で認可、そして販売されている国もある。)

その他にEpidiolex(エピディオレックス)という製剤があります。これはTHCが全く含まれていないCBDをメインとした薬です。主な使用目的としては難治性てんかんが挙げられます。

その後2015年に別の会社に移籍し、現在はそこで働いています。今もやはりカンナビスをベースに開発した医薬品の研究をしています。また勤務時間の合間にカンナビスの歴史や使い方、安全性についての警告などに関する論文を書き、発表してきました。

 

私の研究のテーマの一つに「エンドカンナビノイドシステムに生まれつき欠陥がある人がいるのではないか」という独自の仮説があります。THCが人間に作用する理由、それは人間の体内にはTHCに似た成分が生まれつき備わっているからです。

その“内因性カンナビノイド”が不足していることが様々な疾病の原因になっているのではないかと、私は考えています。

この“エンドカンナビノイド不全症候群”に含まれる疾患には、片頭痛や線維筋痛症(せんいきんつうしょう)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)や過敏性腸症候群が含まれます。

実際にこれまでに多くの研究が、この仮説を裏付けるデータを示しています。従来型の医薬品よりもカンナビスの方がこういった疾患の症状に効くのも、この仮説に基づけばなんら不思議ではないのです。

 

私はこれまでに研究のため、人里離れたとんでもない僻地までいかなければならないこともありました。

たとえば、モロッコまでカンナビスが夜盲症に効果があるのではないかという調査に行ったことがあります。

また中国の新疆(シンチアン)自治区の2700年前の墓から見つかったカンナビスの研究をするために、調査隊を組織したこともあります。調査の結果、2700年前のシャーマンの墓で見つかったカンナビスは医療目的で使われていたという事がわかりました。

 

カンナビスというのは極めて汎用性の高い植物ですが、特に際だった用途として三つ、挙げることができます。

一つ目が種子から油を生産すること。

二つ目が繊維作物として。実際に日本では神道の儀式に使用する繊維の為に大麻が栽培されていると聞きます。

そして三つ目の用途が薬用植物として人を癒すことです。

多くの植物は用途が一つに限られますが、その点においてカンナビスは例外的な存在なのです。

日本で伝統的に栽培されていた大麻は基本的には繊維用でした。

近代社会においても世界中で大麻草を油や医療用を目的として栽培したことは(法律の問題、代替品もあり)最近までありませんでした。

でも今後、そんな状況に大きな変化が訪れるかもしれません。
ご清聴ありがとうございました。

(会場拍手)

 

一般質問

カンナビスを法的に禁止する妥当性や根拠というのは、これまで一度も(アメリカで)法的に、また科学的に示されたことはないのです。

 

Q.博士が片頭痛に対する臨床試験を計画した際、合衆国政府が後ろ向きな対応をしたのは何故だと思いますか?

A. 私が答えるには難しい質問かもしれません。カンナビスに関して、私と合衆国政府では方針が180度違いますから。
アメリカの歴史をひもとくと、1937年に禁止されたのは実は“カンナビス”ではなくて“マリファナ”でした。
1937年の時点では“カンナビス”は医療目的で使われていて、米国医師会雑誌にもその記載があります。
一方でスペイン語である“マリファナ”という言葉は “メキシカンや黒人が吸っている安タバコ(マリファナ)”を指していました。
ですからアメリカの“マリファナ”の禁止政策の根底には人種差別的な思想があります。規制が発効された当時、米国医師会は禁止に反対しました。その後1969年には最高裁判所がカンナビスの禁止は妥当性が無いとの判決を下しています。

ところがその時には既に、全州にカンナビスを禁止する州法が制定されてしまっていたので、最高裁の決定というのは事実上は何の効果も発揮しませんでした。(注:アメリカ合衆国では、連邦法と州法が存在する)
しかし最高裁におかしいと言われた以上、どうも座りが悪い。そこで連邦政府はカンナビスに対する新しい法律を作らなければなりませんでした。これが1970年のControlled Substances Act (※1)(物質管理法)という法律です。その中でカンナビスはスケジュールⅠに分類されました。スケジュールⅠというのは“危険で依存性があり、なんら知られた医療効果がない”という意味です。しかし当時、この分類はあくまでも一時的なものであったのです。つまり、さらなる調査が実施されるまでの暫定的な処置として、カンナビスはスケジュールⅠに分類されたのです。その後The Shafer Commission (※2)(シェーファー委員会)という委員会が調査を実施しました。その結果、委員会が出した結論は“カンナビスを違法とする必要はなく、医療目的の使用は法的に許されるべきだ”というものでした。
ところが当時のニクソン大統領はその意見を無視しました。
その後40年間にわたり、何度も訴訟や裁判が起こされたにも関わらず、今日までカンナビスはスケジュールⅠに分類されたままです。カンナビスを法的に禁止する妥当性や根拠というのは、これまで一度も法的に、また科学的に示されたことはないのです。
現在、アメリカ人の約90%が医療目的での大麻の使用に賛成しています。しかし、皆さんもご存じの通り、政治家の中には頭のおかしな人もいます。彼らは必要な変化に反対し、決して必要な改革に着手しようとはしない訳です。

※1 薬物の製造・濫用を規制するため、1970年、合衆国議会によって策定された法律。現在、アメリカ国内における特定の薬物の製造、輸入、所有、流通を規制する法的根拠となっている。これは国際条約である「麻薬に関する単一条約」の国内実施立法である。薬物の分類にはスケジュールI から スケジュールVまでがある。スケジュールIに分類される薬物はあらゆる状況において使用する事を禁止されている。スケジュールⅠに含まれる代表的な薬物には、カンナビスや LSDヘロインなどが含まれる。
※2 1970年代初期にリチャード・ニクソン米大統領によって指名されたマリファナと薬物乱用を研究する委員会で、大麻は社会に対して広範囲にわたる危険を引き起こすことはないとの結論を報告した。

過剰にカンナビスを使う事は可能か?と言われれば私は「それは可能である」と答えます。

 

Q. 「医療大麻」と「嗜好大麻」は別だと考えている人と、一緒だと考えている人がいると思います。また大麻の使用は知能の低下や依存につながるという人がいます。ルッソ博士はどう思いますか?

A. 先にはっきり申し上げますが、私はカンナビスは合法化されるべきだと考えています。
強調しておきたいのは、医療目的で大麻を使用する場合の使用量はとても低く、一般的に精神作用が現れない程度である事が多いのです。一方、嗜好目的に使用する場合は、精神変容作用が欲しくて使っているわけです。
ですから医療目的で使う場合より、摂取量は多くなります。この違いを、きちんと区別することが必要だと思います。
しかし何よりも重要なのは、カンナビスを必要としている患者がアクセスできるようにするという事です。

カンナビスの危険性というのは非常に誇張され続けています。カンナビスの使い過ぎというか、過剰にカンナビスを使う事は可能か?と言われれば私は「それは可能である」と答えます。しかしアルコールやコカイン、ヘロインのような依存性はありません。
カンナビスに依存する人の割合というのはアメリカの調査では使用者の9%とされています。この数字は先ほど申し上げたようなドラッグと比べればとても低い値です。
しかもこの数字にはカラクリがあります。カンナビス依存症として治療を受けている事になっているアメリカ人の60%は法的な理由で治療を受けているのです。

(注:逮捕された場合の更生プログラムの一貫として依存症治療の為の受診が含まれており、病院に通院することで罰則が軽くなるという側面がある。)

ですから純粋に医学的な必要性から依存症治療を受けている人の割合というのはずっと低いはずです。おそらく3~4%でないかと思います。
現在、毎年飲酒と喫煙が原因で死ぬ人が何百万人も存在します。
一方で、カンナビスによる関連死は一例もありません。
もちろん、大麻がらみで法律のお世話になった事がきっかけで社会的なトラブルに巻き込まれ、結果的に亡くなる人はいるかもしれませんが。
そのことを、我々の社会はもっと真剣に考える必要があるでしょう。

そして知能が低下するかどうかという事ですね。
もちろん、子供が勉強やスポーツをする代わりに、毎日カンナビスを吸うのは良いことだとは思いません。それよりももっと大事なやるべきことがあります。
ただ、何か問題が起きても30日間使用を止めることで症状はすべて消失します。
慢性的にカンナビスを使用するヘビーユーザーでも、カンナビスの使用をやめた後に、何らかの後遺症が残るという事を示した科学的根拠は一つもありません。

 

病気の予防にもカンナビスは有効である。

 

Q.嗜好目的で大麻を摂取している人も「予防医学」という観点で考えると、健康的なメリットがあるのではと思うのですが、どう思われますか?

A. アメリカでは今、高齢者が初めてカンナビスを始める、あるいは若いときに経験したまま長い年月やめていたけれど、また使い始めるという現象が起きています。
それは健康を促進するという効果があるからに他なりません。
特に加齢に伴う節々の痛み、不眠、変形性関節炎などの症状に対して使用する人が多いです。病気と言うほどでもない、いわゆる老化現象に伴う症状に、カンナビスは有効であるということです。

 

サティベックスは医薬品としての厳格なプロセスを経て製造されているので、品質が安定している。

 

Q. サティベックスはどのような薬なのですか?

A. サティベックスはほぼ同量のTHCとCBD、そして僅かなテルぺノイドを含んだスプレータイプの医薬品です。粘膜から直接吸収されるため、内服薬よりも吸収速度が若干速いです。喫煙よりはゆっくりですが。
この投与経路の特徴から、正しい使い方をすれば非常にスムーズに働きます。言い換えるなら、精神変容作用をきたすことなく症状だけを抑える事が可能ということです。
もしサティベックスでハイになるのであれば、使用量が多すぎるか、使用間隔が短か過ぎるという事です。忍容性が高いことも示されていて、ドイツでは多発性硬化症の患者の大部分が継続して使用しているとの市販後調査報告がでています。
また安全性にも定評があり、自動車の運転に影響がでたという報告もありません。
認知機能に問題が生じたという報告もなく、依存症や禁断症状の報告もありません。
何年間も継続して使用した後、急に止めても明らかな離脱症状は出現しませんでした。

 

Q. 現在アメリカで大規模臨床試験が行われているとのことですが、現在どの段階にきていますか?また承認はいつぐらいになりそうですか?

A. サティベックスの試験はアメリカでは現在、宙ぶらりんの状態です。
アメリカでの臨床試験は、オピオイドで充分な鎮痛効果が得られない癌性疼痛に対して行われていました。初期の小規模臨床試験では有効性が確認されました。
しかし、その後に行われた大規模試験では結果が芳しくなかったのです。
理由としては、癌が進行した末期患者を対象とした試験だったからだと思います。
設定された患者群は、あまりに全身状態が悪く、極めて予後が悪い方ばかりでした。
初期段階の癌性疼痛には大変効果があったのです。大塚製薬は決断を迫られています。
それほど癌が進行していない患者群を対象とした臨床試験を新たに計画するか、あるいはこれまで世界29ヵ国で承認されているように、多発性硬化症の痙性への効果に対する臨床試験を行うか。

 

Q. 大体いつくらいに承認されそうだと思いますか?

A. どっちつかずの状態が2年ほど続いています。
この先どうなるかは予想がつきません。誰か大塚製薬に聞いてみてください。

補足コメント(Green Zone Japan 正高医師)

大塚製薬に5月下旬に確認しましたところ、癌性疼痛の試験からは撤退するとの事でした。
現時点では、その他の臨床試験を新たに企画する予定は今のところは無いとのことでした。

A. 非常に残念ですね。

 

Q. サティベックスとディスペンサリー(※大麻薬局)で販売されている花穂を乾燥させた大麻草の違いは何ですか?

A. それは大きな違いがあります。まずはディスペンサリーで販売されている製品の多くは植物を乾燥したもので、全く精製されていない状態です。
摂取方法は喫煙するのが一般的です。
私は薬の投与経路として、喫煙というのはベストだとは思いません。
煙による刺激を和らげる為に、ヴェポライザーで専用オイルを気化して吸引する方法もありますが、現在販売されているヴェポライザー用オイルの多くは嗜好利用を目的としているため、THCの割合が非常に高いのです。THCの濃度が高い場合、慣れない人には精神作用が強すぎてパニック発作のような症状を起こしたり、一過性に血圧が低下し転倒するなどのリスクが高まります。

もう一つの大きな違いとして、サティベックスは品質が安定していることが挙げられます。
サティベックスは医薬品としての厳格なプロセスを経て製造されているので、どの製品にも同じ成分が同じ量含まれています。一般的なディスペンサリーで販売されている乾燥大麻にはそこまでの均一性がありません。またサティベックスは医薬品としての承認を得ているので、病院で処方してもらうことができます。

 

Q. 現在、アメリカでサティベックスの臨床試験が実施段階という事ですが、博士はどのようなお役目なのですか?

A. かつては11年間、治験に携わっていましたが現在は関係していません。サティベックスを作っているGW製薬の株も持っていません。(会場爆笑)

 

CBDはTHCと併用した方が効果が高まる

 

Q. 博士が開発に携わったエピディオレックスは難治性てんかんに適応があるは知られていますが、それ以外に効果が期待される病気はありますか?

A.  エピディオレックスは大麻草から抽出製造されたCBD含有量が高く、THCを殆ど含まない医薬品です。ですからてんかん以外にも、たとえば癌に効く可能性もあると思います。しかし必要とされる量はこの場合も大量で、従って金額も相応なものになります。
また他にもクローン病、潰瘍性大腸炎、関節リウマチなどの自己免疫疾患にも効果があるかもしれません。ただしいずれの場合も、少量のTHCと併用した方が効果が高まるという事がわかっています。ですからエピディオレックスが第一選択とは言えないでしょう。
エピディオレックスの製造にあたって採用された大麻草の品種は、もともとTHC含有量が2%のものでした。その大麻草を品種改良して0% 近くにしたのですが、2%のTHCは残しておいた方がよかったかもしれません。CBDだけではなくて少量のTHCを一緒に投与したケースの方が、与えるべき全体量が少なく済むという事がわかったからです。

Q. てんかんに対するエピディオレックスの必要量は私の記憶ではかなりのものだったように思いますが、臨床試験での一日あたりのCBD摂取量はどのくらいだったのですか?
またそれより少ない量でも効果があると思いますか?

A. つい最近The New England Journal of Medicine(※世界で最も格式高い医学雑誌)で発表された研究結果があります。
(※ ドラベ症候群に伴う難治性てんかんに対するCBDの臨床試験)
その試験では、エピディオレックスをCBD換算にして、体重1㎏につき1日20mgという量でした。私の友人でDr.スラックという医者がいるのですが、彼によると少量のTHCを併用した場合、体重1㎏につき1日6mg~9mgで同じ程度の効果があらわれたと述べています。

 

カンナビノイドには、放射線の影響から細胞を保護する働きがあることを示す動物実験結果があります。

 

Q. カンナビスが神経痛を緩和するメカニズムはどこまでわかっていますか?

A. カンナビノイドと痛みの関係については、非常に研究が進んでいる領域です。
鎮痛に関しては複数の経路が複合的に作用しています。
例えばエンドカンナビノイドが制御している中枢性の疼痛経路に直接働きかけるのが、その一つです。それから末梢神経での神経伝達経路にさまざまな形で作用しますし、抗炎症作用も関与しています。基礎実験だけでなく、臨床試験も多数行われており、例えばサティベックスに関しては既に6000人・年分のデータの蓄積があります。

 

Q. メカニズムがはっきりすれば緩和ではなく「治療」にも応用できると思うのですが、現在は治療という言葉は使わないという事ですか?

A. 例外はあります。長く使っていくと疾患の原因事態が改善されていくものも中にはありますが、臨床試験の結果はこれら“痛みの根本を治療している”という事にはならないという事です。

 

Q. 私は、ある症状をかかえていて、自分では狭心症なのではないかと思っています。しかし検査ではどこにも異常がないと言われます。狭心症に医療大麻は効果があるのでしょうか?
もう一つお伺いしたいのは、被曝に関する事です。
日本では原発事故の後、放射能汚染への不安を抱えて暮らしている方が多いと思います。私も自分の症状が放射能によるものではないかという不安を抱えながら生きています。
放射能は人の細胞を傷つけると聞きますが、医療大麻はそれに対して効果がありますか?

A. 狭心症に対しては、確かなことは言えません。
可能性はあると思います。量、質共に充分であればですが、CBDには心臓を保護する作用があることが基礎研究で示唆されています。私にメールをくだされば心臓を保護する効能について私が書いた短いレビュー論文がありますので、お送りします。

二つ目の放射能に関するご質問ですが、とても難しい内容です。
カンナビノイドには、放射線の影響から細胞を保護する働きがあることを示す動物実験結果があります。放射線は活性酸素を発生させることで遺伝子を切断し、細胞を傷つけます。カンナビノイドはその活性酸素の掃除屋として機能します。つまり、活性酸素による細胞のダメージを幾分か減少させることが出来るのです。まだ仮説にすぎませんが、理論上は、放射線によるダメージから細胞を守るという可能性は考えられます。
他の植物ではイチョウにもその効果があると思われます。

 

Q. 私は睡眠障害を抱えています。そのためにCBD製品を試しているところですが、CBDオイルを使うとくしゃみが出ることが非常に多いのです。先ほどのお話で、不純物が混ざっているのが原因なのではないかと思っています。これまで博士の知る範囲で、カンナビノイド製剤がアレルギーを引き起こすという報告はありますか?

A. カンナビノイド製剤に対してアレルギー反応を示すというのは非常に稀です。大量に喫煙する人に起こることはあるようですが。
また、お試しになっている製品がどういったものかを存じないのでコメントしにくいのですが、純粋なCBDオイルは不眠にはあまり向きません。逆に覚醒作用があります。ただCBD成分がリッチな品種に同時に多く含まれるミルセンという成分があります。
ミルセンには安眠作用があります。眠りたいのであればTHC、あるいはTHCとCBDの混合がより有効です。

司会者:そうすると早く解禁しろということですよね(会場爆笑)

 

カンナビスの症例報告は多数あります。

 

Q. 家族がアルツハイマー型認知症になりまして、大麻に効能があればと思い参加しました。ご意見をお願いします。

A. アルツハイマー病というのは、先進国で医療が発展し寿命が延びてきた故に増えてきた問題の一つだと思います。いくつか解っている事があって、まずTHCがアルツハイマー病患者の夜間の問題行動(徘徊や興奮状態、不眠など)を抑えるのに有効である事。
カリフォルニアの高齢者施設でカンナビスを使ってアルツハイマー病やその他の認知症の陽性症状を治療している施設があります。彼らの例では、カンナビスを使用することで患者の暴力行為が減りました。睡眠の質も良くなり、気分も良くなりました。
加えて、それ以外の副作用を伴う処方薬を減らせるという事もわかりました。残念ながら臨床試験は行われていませんが、症例報告は多数あります。私もそれを読みました。

またTHCとCBDはともに神経保護作用がありますので、認知症の進行を遅らせる可能性があります。THCが認知症の原因となるβアミロイドという物質の脳への蓄積を防ぐという報告もあります。

 

Q. カンナビスを使用することで一度低下してしまった認知機能を元に戻すとか、記憶力が戻るという事はありますか?

A. もしかしたらとしかお答えできません。それ以上悪くなるのを防ぐというところがよい出発点ではないでしょうか。
人間の他の臓器、例えば肝臓と比べて脳というのは自己治癒の能力というのは限られているのです。ですから神経変性疾患に対しては早い段階でそれ以上劣化の進行を抑えるのが有効な手立てだと思います。

 

大麻草の医療利用の可能性が10を最高点とすると、現在は6

 

Q. シンプルな質問です。ルッソ博士は何故20年以上も大麻の研究に携わっているのですか?

A. 私は頑固者ですから(会場爆笑)。理由はいくつもあるのですが、一つには大麻草の研究というのは非常に多角的なもので興味深いからです。また、21年間に渡って、カンナビスの恩恵を受けている何千人もの患者を診てきているので、研究を続けることは彼らに対する責任だと思っています。

 

Q. アメリカの現状の一番の問題点は大麻がスケジュールⅠに分類されているという事だと思うのですが…

A. その通りです。

 

Q. 半分以上の州で合法化されている状況で何故、連邦政府は大麻をスケジュールⅡやⅢに移行しないのでしょうか?

A. 無知だからです。他に説明できる理由はありません。全米で合法化されれば、皆が民主党支持者になってしまうと心配しているのではないでしょうか?(会場爆笑)
(※ 現在、民主党が強い州では大麻が解禁され、共和党が強い州では禁止が継続している傾向がある)

 

Q.博士の昔からもっている目標はなんですか?

A. 私の目標は、皆さんがカンナビスの医学的な有用性を正しく理解してくださることです。そして、医療大麻を必要とする一人でも多くの患者さん達がアクセスできるようにすることです。それで充分です。

 

Q. それは医療界にとって重要な事だと思いますか?

A. それは皆さんが決めることだと思いますが、私がお話しできる一つのエピソードとしては、こうして各国に講演旅行に出ると私の妻は「歴史的重要人物(important)になりにいくのね」と言います。褒めているのかどうかはわかりません…(会場爆笑)

 

Q.大麻草の医療利用の可能性が10を最高点とすると、現在どのくらいの段階まで解明は進んでいるのですか?

A. 6くらいでしょうか。まだ6までしか来ていないのは、私たちにそれ以上の結果を出すことが出来ないのではなくて、研究が邪魔されていたり制限されているからです。
実際に21年経っても未だ片頭痛に対する臨床試験が実現していない訳です。

 

人間の体は植物由来の薬の方が慣れていて、それをどのように使うかを知っています。

 

Q. 友人に関節リウマチを患っている人がいます。リウマチに関してカンナビスはどのような効果がありますか?また今日のお話の中で1990年代以降、処方薬の有害性が目につくようになったと言われていましたが、それはどういったものなのか、またその理由を教えてください。

A. リウマチに関しては効果があるというエビデンスがあります。THCとCBDを含むサティベックスによる臨床試験は一つしかないのですが、CBDが特にTNFα(※:炎症がおきるときに体内で合成される伝達物質の一種)を低下させ炎症を抑える効果があるという結果が出ています。
従来の処方薬にも分子標的治療薬などTNFαを抑制する薬はありますが、重篤な副作用をもたらす事もあります。
(注:たとえばTNF拮抗薬の使用によって悪性腫瘍の発生率が増加する可能性が指摘されている)カンナビスはそれらと比べると極めて安全性が高い物質です。

二つ目のご質問ですが、販売開始後に有害事象が原因で販売中止となり、回収された処方薬があります。(注:具体的にどの薬剤の話かは不明)
私の意見は偏っているかもしれませんが、人間の歴史上、化学合成した化合物よりも、植物を薬として利用してきた期間の方がずっと長いのです。
もちろん毒性のある植物もあります。でも人間の体は植物由来の薬の方が慣れていて、それをどのように使うかを知っています。一方で現代医学における医薬品というのはそれとは違うわけです。現在の創薬では、ある受容体をターゲットに選び、その受容体に結合する単一の化合物を実験室で合成するのです。
結果、その化合物が実は肝臓に悪いとか骨髄を抑制するという事が判明するのは、市販されたずっと後の事になります。なので私は選択肢があるのならば植物性のものを選びたいと思います。

 

Q. 博士はときどき嗜好大麻をたしなみますか?

A. ほとんど使いません。必要に応じて、例えば頭痛とか腰痛などにたまに使う程度です。喫煙はもう何年もしていません。最近は私が好む品種がないのもあります。若いときは違いましたけど(会場爆笑)。
医大生だった時に勉強のストレスをカンナビスなしで乗り越えられたかはわかりません(会場大爆笑)

 

Q. 先ほど博士は腰痛の時にカンナビスを摂ると仰りました。自分も背中の調子が悪い症状があり、どの病院でも検査上は問題がないと診断されます。背骨と背骨の間が詰まっている感覚でずっと不快感があります。そういった症状に効果はありますか?

A. 先ほどにも言いましたが、私が腰痛にカンナビスを使用するのは極めてまれなことです。ただ、筋肉を弛緩させる効果と痛みを和らげる効果があるので、使えば楽になるのです。貴方に個人的にアドバイスをするのは難しいのですが、オステオパシー(療法)、マッサージ、熱いお風呂につかるなど、どうでしょうか?
カンナビスの抽出液を皮膚に直接塗るのは効果があるかもしれません。なぜ肌に直接塗ると効果があるのか、実ははまだよくわかっていないのです。肌から吸収した成分が脳に達して痛みの中枢に作用するとは思えないのですが、皮膚の“何か”をカンナビノイドがうまく騙すのかもしれないです。

 

Q. 前半で、エンドカンナビノイド不全症候群のお話を聞いて、大麻が病気を治すという部分だけではなく、そもそもエンドカンナビノイドの不足が原因で病気になるという話は、非常に腑に落ちました。
エンドカンナビノイドが足りない人がカンナビスを摂取するというのは解りやすかったのですが、仮に欠乏状態ではない人が摂取した場合、ある種のカンナビノイド過剰のような状態になり、そうすると効果が異なるのではないかと思うのですが、その辺を詳しく教えてください。

A. 病的なまでの欠乏症でないとしても、人はだいたい何らかの症状(どっかが痛いなど)を抱えているわけで少量のカンナビノイドを摂取することで全体としての健康がいまよりも良くなるという人の数が非常に多いと思います。
ただ、誰もがとらなければならないとか、摂取する必要があるとは言いません。

 

Q. カンナビノイド欠乏症というのは理論的なもので、実際には測定ができないのではないかと思うのですが。

A. 2004年に私はこの仮説(エンドカンナビノイド不全症候群)を発表しました。そして仮説を裏付ける研究計画を提案しました。その一つが片頭痛患者の髄液中のエンドカンナビノイド量を調べるというものでした。しかし、それがアメリカでは難しいこともわかっていました。2007年にこの研究はイタリアで行われその結果、片頭痛持ちの患者の髄液内のアナンダミド(※ エンドカンナビノイドの一種)の量は有意に少なかったのです。
これがエンドカンナビノイドの欠乏と特定の病気に関係がある事を科学的に提示した最初の例になります。
その後、同じく片頭痛患者の血小板の中のアナンダミド量も健常人にくらべて少ないことがわかりました。また過敏性腸炎の患者さんのエンドカンナビノイドシステムをコードする遺伝子に変異があるという事も示されています。
さらにPTSDの患者においても、同じようにエンドカンナビノイドシステムの欠陥が認められています。現時点で既に、この理論を支持するエビデンスは十分にあると言えるでしょう。

 

Q. 大麻を摂取することによってDNAの修復はおこなわれるのですか?

A. これも確かな答えではありませんが、動物実験に限っていえばその可能性はあると考えられる結果がでていると思います。

 

Q. 一つの細胞に対しての活性作用はありますか?脳や神経系による全体的な流れでの効果とは別に、細胞一つ一つに対しての活性作用はありますか?

A. かもしれない。エンドカンナビノイドシステムというのは人間の体のあらゆる生体機能を司っています。神経系もカンナビスによって恩恵を受けています。それは脳で起こることかもしれないし、個々の細胞で起こることかもしれないし、両方かもしれない。

 

ルッソ博士からメッセージ

本日ここでお話しできて大変光栄です。皆様は今日このために時間を割いてお越し頂きありがとうございました。今後医療大麻がそれを必要とする人々に届くための変化が起きていくことを願っています。A・RI・GA・TO

(会場大拍手)

 

母武麻リヲの総括コメント

本日は本当にありがとうございました。今の日本において大麻がおかれている現状というのは酷いもので、目も当てられない感じですがこうしてお集まりいただいた皆さんに心から申し上げたいことは、日本でも約1万年間大麻との付き合いがある事ははっきりしています。その中で私たちは禁止されたたった70年間の時代を生きています。逆にいえばとても貴重な期間に産まれた人間たちという事です。1万年間つきあいのあった大事な大麻と、戦前は日本において神と崇められた「麻」を70年間とじこめられています。いまここにいる人達がきっとこの状態から解放するために、全員が解禁に向けて携わるのだと今日確信しました。ルッソ博士の言葉ですごく勇気づけられたことは沢山あると思います。胸をはって「大麻は人々を豊かにするものだ」とはっきりしたと思います。皆さんと一緒に堂々と伝えていければと思います。今後とも皆さん!よろしく、お願いいたします。

 

日本に輸入できるCBDオイルは本当に効くのか?なぜクオリティが低いのか?

Special Guest:イーサン・ルッソ博士
Guest and Interpreter:三木直子
Guest:大麻評論家 母武麻リヲ
Host:Tokyo Pink
監修:Green Zone Japan

 

DON DON PUFF / LONSDALERS

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